業務用エアコンの選び方

この記事を読むための時間：3分

業務用エアコンの選び方がさっぱりわからず、困っていませんか？業務用エアコンを選ぶときには、4つのポイントを押さえることが重要です。また業務用エアコンには様々な種類があるので、環境や用途にあった種類を選ぶことも大切。この記事では、業務用エアコンの選び方と種類を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

業務用エアコンの選び方・4つのポイント

早速、業務用エアコンの選び方の4つのポイントを紹介します。

①面積にあった能力で選ぶ

住宅用エアコンの場合も同じことが言えますが、使用する空間の面積にあった能力（馬力）のエアコンを選ぶことが非常に大切です。能力の合わないエアコンは、空調の効き具合や電気代に影響を及ぼします。部屋のサイズより能力の高いエアコンは、無駄な電力を使って空調が効きすぎることがあり、反対に部屋のサイズより能力の低いエアコンは、空調が効きにくく、常にフルパワー運転が必要になるので、電気代も高くなるのです。また、フルパワー運転を続けることでコンプレッサーと呼ばれる重要な部分に負担がかかり、故障や寿命を縮める原因にもなりかねません。

②設置する環境・用途で選ぶ

実は、エアコンの能力は単純に面積だけで選べるわけではありません。同じ広さの部屋でも、その部屋の日当たりや地域、建物の断熱性能・気密性能といった環境や、厨房・美容室・会議室などの用途によって、必要なパワーは変わるのです。一般的には厨房のある飲食店や、PCなどの熱を発する機器の多いオフィスでは能力の高いエアコンを選ぶ方が良いと言われています。専門的な知識があるとより最適な能力のエアコンを選べるので、エアコン業者に相談してみることをおすすめします。

③業者で選ぶ

店舗やオフィスでのエアコンの管理は非常に大切です。特に真夏の暑い日や冬の寒い日にエアコンが使用できないと、当然お店の営業や仕事に支障が出てしまいます。そのため、業務用エアコンを購入する際には、トラブルが起きた時にすぐ対応してくれる業者にお願いしましょう。依頼する前に、知識が豊富かどうか、実績数が多いかどうかなども確認しておくと良いですよ。

④本体価格・ランニングコストで選ぶ

業務用エアコンは、店舗工事とまとめて頼むのではなく、エアコンの専門業者に依頼する方が費用を2/3〜1/2ほどに抑えられる可能性が高いです。専門業者は中間マージンが発生せず、また空調に関する知識が豊富なのでエアコンの機種や設置場所などについても相談でき、ランニングコストを抑えやすくなります。

業務用エアコンの種類

続いて、業務用エアコンの主な種類を紹介します。設置する部屋の用途や形状、費用などを考慮して選びましょう。

天井埋込カセット4方向吹出形

「天井埋込カセット4方向吹出形」は、吹出口が4方向にある天井埋め込みタイプの業務用エアコンです。「天カセ4方向」「ラウンドフロー」などとも呼ばれています。天井に埋め込むため見た目がスッキリするのに加え、4方向へ空気が排出されるので、室内にムラなく空調を効かせやすいのが特長です。お客様に快適に過ごしてもらう必要性の高いお店でよく使用されています。小さめサイズの「4方向天井埋込コンパクト形（ショーカセ）」というタイプもあります。

天井埋込カセット2方向吹出形

「天井埋込カセット2方向吹出形」吹出口が2方向の天井埋め込みタイプの業務用エアコンです。「天井埋込カセット4方向吹出形」よりも本体価格を抑えることができる点と、幅や長さのあるI字型の店舗、事務所、廊下などにしっかり空気を届けられるのが特長です。

天井埋込カセット1方向吹出形

「天井埋込カセット1方向吹出形」は、吹き出し口が1方向のみの天井埋め込みタイプの業務用エアコンです。天井埋め込みタイプの中では、最も本体価格を安く抑えられます。また、隅に取り付ける必要がある空間にもぴったりです。比較的狭い空間に設置されることが多く、上手に気流を計算して設置できれば空間全体に空気を送ることも可能ですが、人に直接風が当たってしまう可能性が高いのが難点です。

天吊形

「天吊形」は、天井に埋め込まずに設置するタイプの業務用エアコンです。天井埋め込みが難しい部屋にも設置できる点と、設置工事費用が安く済む点が魅力です。埋め込まない分エアコン自体が目立つので、お客様の目に触れない場所で利用される傾向にありますが、最近はスマートなデザインのものも増えています。

ビルトイン形

「ビルトイン形」は、配管を伸ばして吹出口の位置を自由に決められる業務用エアコンです。部屋の形が「コの字」や「L字」になっているなど、通常のエアコン1つでは全体の空調が効きにくい場所にぴったりです。ユニークな空間デザインを施した店舗やオフィスでよく利用されています。しかし、工事費用が比較的高額になってしまいます。

天井埋込ダクト形

「天井埋込ダクト形」は、「ビルトイン」のように吹出口の位置を自由に決められるのに加えて、吸込口の位置も自由に決められる業務用エアコンです。さらに室内機本体も離して設置するため天井に見えるのは穴だけになり、まるでエアコンがないような見た目のスッキリした部屋になります。工事費用は最も高額です。

床置形

床に設置するタイプのエアコンです。体育館のような天井が高い空間では天井埋め込みタイプのエアコンを設置しても空調が床まで届かないため、「床置形」を選択するケースが多いです。空間のデザイン性を重視する店舗などには向かない場合もありますが、最近はスマートなデザインのものも増えているので、見た目はそこまで気になりません。設置工事費が最も安く、メンテナンスも楽です。

壁掛形

「壁掛形」は、家庭用エアコンと同じ形状のものですが、業務用の壁掛形エアコンはサイズがひとまわり大きく、馬力もぐんと上がります。天井埋め込みタイプなどと違って真ん中に設置するのが難しいので、広い空間には向いていません。数人が利用する部屋や、小さめのオフィスで利用されています。床置形の次に設置が簡単で設置工事費用も抑えられますが、比較的作動音が大きいのが難点です。

正しい選び方で最適な業務用エアコンを購入しよう！

業務用エアコンを選ぶ際の4つのポイントと、種類を紹介しました。店舗やオフィスで使用する業務用エアコンは、仕事や営業にも影響する大切な設備ですので、じっくり検討して選ぶ必要があります。また、ムラなく空調を効かせるためには設置方法や設置場所の計算が必要なので、ぜひプロに相談しながら購入・設置して、快適な空間を作りましょう。

86電工ではお客様に寄り添ったサービスを展開中！

エアコン工事からハウスクリーニングまで

お任せください！

気になる方はLINE友達登録！

⬇︎

ただいまLINEでは2000円以上安くなるクーポン配布中！

クーポンについてはこちら！

【会社情報】

H.R.D株式会社　86電工　

兵庫県西宮市小松南町3-3-27　2階

hrd862020@gmail.com

0798-61-6153