エアコンの室外機にカバーは必要?冬に使うメリットとデメリット
エアコンの室外機、冬もカバーはつけた方がいいの?
この記事を読むための時間:3分
エアコンの室外機を守るカバーは冬も付けた状態でいいのでしょうか。外観のために付けるという人も多い室外機カバーですが、寒い冬を快適に過ごすためにも活躍してくれるのをご存知ですか?この記事では室外機カバーを冬に活用する方法について詳しく見ていきましょう。
目次
エアコンの室外機カバーの種類
エアコンの室外機に付けるカバーは目的に合わせて選ぶことができます。
屋根タイプ
室外機に降り注ぐ直射日光や雨、ホコリなどから守ることができるのが屋根タイプです。室外機の前面部分が覆われていないタイプなら、排出される空気や熱を妨げないので効率良くエアコンを使えます。
全面カバータイプ
室外機全体を覆う全面カバータイプは、室外機をおしゃれに隠すことで建物の外観と合うようにする目的で取り付けるケースが多いです。
冬にエアコンの室外機カバーをつけるメリット
さまざまな種類がある室外機カバーですが、冬に使うことでメリットはあるのでしょうか。
雪や風から室外機を守る
エアコンの室外機は雨ざらしになっても良いように作られてはいますが、雪が舞うような吹雪の時には室外機の中に雪が入り込んでしまったりファンが逆回転することがあります。また、室外機の周りに雪が積もってしまって空気の通り道を塞いでしまうことも。雪から室外機を守るカバーがあることで、室外機のトラブルを防ぐことができます。
室外機の温度が下がりすぎるのを防ぐ
暖房運転をする時に、室外機の温度が低いとよりたくさんの電気が必要になります。また、室外機の中が凍結して暖かい風が出てこない霜取り運転が始まってしまうと、寒い中で暖房が使えるまで待たなくてはなりません。室外機カバーで室外機の温度を守ることは、電気代の節約や暖房を快適に使うために役立ってくれるのです。
冬にエアコンの室外機カバーをつけるデメリット
実はいいことばかりではない、エアコンの室外機カバーを冬に使うデメリットがこちらです。
効率が悪くなる
冬にエアコンを稼働させると、室外機からは冷たい風が排出されます。その風の通りを妨げてしまうようなカバーを使ったまま暖房運転をすると、冷たい風が室外機の周りにとどまってしまい暖房の効率が悪くなります。
雨にあたらないので汚れが落ちない
屋外に設置する室外機は、雨があたることで汚れが落ちるようになっているのですが、室内機全体を覆うようなカバーの場合は雨による洗浄ができません。そのため、定期的に室外機の掃除をする必要があるのです。
冬にエアコンの室外機カバーを使う際のポイント
冬にエアコンを快適に使う為には、どんな室外機カバーの選べばいいのかをご紹介。また使い方のポイントもチェックしましょう。
太陽光を遮らないものを選ぶ
室外機は直射日光があたらない方が良いのですが、太陽光を完全に遮ってしまうと室外機の温度が下がってしまって暖房運転の効率が悪くなってしまいます。室外機が凍結した時も溶けにくくなってしまうので、屋根タイプやメッシュ状のタイプなど太陽の熱が届くような室外機カバーがおすすめです。
稼働中はカバーを使わない
室外機を覆うような全面カバータイプの場合は、エアコンを稼働させるときは外しましょう。冬に暖房運転をする時、室外機は冷たい空気を排出して外の熱を取り込み圧縮することで暖かい風を室内に送っています。室外機がカバーで覆われていると、空気や熱のやりとりがうまくできず暖房運転ができないのです。
室外機カバーを上手に使って寒い冬をあたたかく
寒い季節の暖房運転をスムーズに行うためには、雪や風から室外機を守ってくれるカバーを活用するのがおすすめです。見た目のおしゃれさだけでなく機能も考えて、冬に適した室外機カバーを活用しましょう。
これからの季節で室外機が凍ってしまうこともあるかもしません!正しい対処法を紹介しているのでこちらも併せてご覧ください!→エアコンの室外機が凍るとどうなる?正しい対処法を伝授
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