ペットがエアコンに及ぼす悪影響とは？

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コロナウイルスの影響によって『おうち時間』が増えた今、空前のペットブームとなっています。自宅で犬や猫を飼い始める人が全国で急増しました。しかし、初めてペットを飼うという人も少なくなく、想像もしていなかったペットの抜け毛や臭いに戸惑う人も。ここでは、ペットの室内飼育によるエアコンへの影響を解説します。

犬や猫の毛がエアコンのフィルターの目詰まりの原因に

コロナ禍以降に犬や猫などのペットを室内で飼い始めた人にとっては、そろそろエアコンに付着したペットの抜け毛や臭いが気になってくる時期かもしれません。気になりながらも、対処法がわからずに放置している人は要注意です。ペットを飼っているご家庭では、抜け毛などが空中を浮遊してエアコンのフィルターに張り付き、それがどんどん蓄積されています。

普段は目に見えなくても、フィルターを見るとげんなりしてしまうもの。フィルターに付いたペットの抜け毛や臭いは、時間が経てば経つほど掃除がしにくくなるばかりか、目詰まりを起こし、エアコンが正常に作動しなくなる恐れがあります。

エアコンが汚れていると、空気も汚れるという悪循環

エアコンのフィルターは、「毎シーズン使い始める前に掃除をしている」という方は多いようですが、犬や猫などのペットを飼っている場合は、飼っていないご家庭よりも汚れやすくなっています。

エアコンは、室内から吸い込んだ空気を内部で冷やしたり温めたりした後に部屋に戻します。そのため、吸い込む際に空気中に舞っているペットの毛やほこりなどがフィルターに張り付き、そしてその汚れたフィルターを通して空気が戻されることになってしまいます。

エアコンを稼働している間中、それが繰り返されることに。更には、フィルターに汚れが蓄積されると、エアコンの稼働により発生する水分も加わり、カビが繁殖して、室内の空気に細菌や臭いがバラまかれてしまうという悪循環が起きてしまうのです

エアコンの故障や光熱費の高騰を招く可能性も

エアコンのフィルターの汚れを放置すると、正常に作動することができなくなることがあります。汚れの詰まったフィルターを通して空気を吸い込んだり戻したりという作業が繰り返されることで、手の届かない内部にまで汚れが侵入してしまうことも。また、エアコンをつけたときの異臭などもそうしたことが原因です。その結果、エアコンが故障したり、電気代が高くなってしまうことがあるのです。

小まめなお手入れは必須！放置は更なる悪化の原因に

エアコンを正常に作動させるためには、自分でできる範囲だけでも小まめにお手入れすることが大切です。日頃からお掃除のついでにエアコンフィルターをきれいにするなど、汚れを放置しない習慣を身に付けましょう。フィルターは、エアコンの前面にあるカバーを開いて外し、掃除機で抜け毛やほこりを吸い取ります。その後、スポンジなどで軽くこすってシャワーで洗い流したら、水分が完全になくなるまで陰干しをして、再びエアコンにセットします。

この時、少しでも水分が残っていたらカビや雑菌が繁殖する原因になってしまうため注意してください。また、風の吹き出し口も定期的に拭き上げてきれいにしておきましょう。汚れは放置すればするほど、掃除に時間がかかってしまいます。小まめなお手入れを習慣化すれば、苦労もありません。自分でできない部分に関しては、定期的にプロの手を借りることをおすすめします。

まとめ

ペットを飼っている場合、目に見えなくても常にペットの毛などが空気中を舞っており、エアコンのフィルターに目詰まりしたり汚れや臭いが付着します。それを放置すれば、エアコンの故障や電気代の高騰にもつながりますので、日頃から小まめに掃除をすることが大切です

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