エアコンと扇風機でつくるペットの快適空間
エアコンと扇風機の併用でペットを快適に
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自宅で留守番をしてくれている犬や猫に、私たち飼い主ができることと言えば、自宅で快適に過ごせるよう準備することぐらいです。これから暑い夏を迎えても、ペットが元気に過ごせるよう、しっかりと備えておきたいもの。今回は、エアコンと扇風機を併用したペットの暑さ対策をご紹介します。
目次
エアコンをつけっぱなし…それだけでいいの?
部屋の温度を一定に保つのに効果的なものといえばエアコンです。ペットにとって激しい気温の変化や高い気温は、体調を崩す原因となりますので、外出時にはエアコンをつけっぱなしという方も多いようです。しかし、それだけで安心しても良いものでしょうか。エアコンは部屋を涼しくしてくれるものの、空気を循環させる能力に乏しく、場所によって温度ムラができてしまいます。
温度ムラとは、同じ部屋でも寒い場所と熱い場所が存在してしまうこと。冷たい空気は下へ留まりやすい性質があるため、エアコンをつけていても下の方は冷たいのに、上の方は暑いという状態になってしまいます。幸い、犬や猫などのペットは自分で居場所を変えることはできますが、ケージに入れている場合、置く場所によって寒すぎたり暑すぎたり…ということが起きてしまうため要注意です。
扇風機で空気を循環させたら何が起きる?
エアコンが作動しているときに起きる温度ムラは、扇風機で空気を循環させることで解消されます。扇風機で空気を循環させるには、エアコンとの位置関係が重要です。家具などの障害物が少ない部屋であれば、扇風機をエアコンの対角線上に設置し、エアコンに向けて送風します。
エアコンの対角線上に扇風機を設置できない場合は、エアコンから離れた場所に置き、天井に向けて送風します。部屋の広さや形、障害物となる家具などの位置によって、効果に差が出ることがあります。効果的な扇風機の配置場所が決まるまで、色々と試してみることをおすすめします。
上手に循環させられない場合は、空気が滞留して温度ムラができている場所の床や壁に向けて送風してみましょう。適切な場所に設置できれば、エアコンの風が扇風機の風に導かれて部屋をぐるぐると循環し、温度ムラが解消され、体感温度も下がります。ただし、扇風機を使うことで、床や家具の上に落ちたペットの毛やホコリも舞い上がる可能性がありますので、使用前には必ず掃除をしておきましょう。
他にもある!グッズでペットを快適にする方法
エアコンや扇風機以外でおすすめなのが、水を入れて凍らせたペットボトルです。タオルで包むか、靴下に入れて履き口を縛り、暑がりのワンちゃんのお気に入りの場所に置いておきましょう。また、凍らせたペットボトル越しに扇風機を作動させると、涼しい風が周辺の温度を下げてくれますので、ケージの近くに置いて扇風機を回してあげると良いでしょう。
保冷剤でも同様の効果がありますが、万が一、噛んで破れてしまうと中身が出てきてしまう恐れがあるため、注意が必要です。また、床にすのこを敷くと、すのこと床の間に空気の通り道ができ、気温の上昇を抑えることができます。ペットがいつも寝ている場所に、そっとセッティングしてあげましょう。その他、直射日光が当たらないよう、遮光カーテンやよしずなども効果的です。
まとめ
ペットは自分で室温の管理を行うことができません。そのため防ぐことのできる病気や事故が発生しないよう、私たち人間ができる限り快適な環境を作ってあげましょう。ペットが過ごしやすい環境作りは、私たち人間の健康管理にもなります。暑い日はエアコンの冷房と扇風機を活用するなどの十分な熱中症対策で夏の酷暑を乗り越えてください。
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