エアコン工事のドレン用断熱材取付の必要性と別料金の相場について解説
ドレン用断熱材の必要性と取付料金について
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ドレンホースにつける断熱材はドレンホースの結露の発生を防ぎ、カビ発生を防止します。室内機から配管穴が離れている場合、ドレンホースや冷媒管の露出が多くなってしまうため、結露やカビが発生しやすくなります。別料金にはなりますが、断熱材を取り付けることにより結露やカビの発生を防ぎ、エアコンをより快適に利用することが可能です。今回はドレンホースにつける断熱材の必要性や料金について解説します。断熱材の必要性や工事内容についてもっと知りたい方はぜひ最後までお付き合いください。
目次
ドレン用断熱材を使用する状況
室内機と配管穴との距離が離れている状況において、ドレン用断熱材は絶対必要です。室内機から出る排水はとても冷たく、冷たい排水を流すドレンホースが外気に触れると結露が発生します。ドレンホースから発生した結露によりエアコン周辺の湿度が上がり、結果カビが発生してしまうのです。距離が長くなり、ドレンホースの露出が多くなるほど、結露やカビがより多く発生してしまう可能性があります。こういった状況でエアコンを快適に使用するには、ドレン用断熱材は必要不可欠なのです。
ドレン用断熱材の必要性
冷たい水が常に流れるドレンホースから結露やカビを防止するにはドレン用断熱材が必要です。室内機周辺から湿気やカビをなくすためにはドレンホースからでる結露を防がなければなりません。結露を防ぐにはドレンホースを外気に触れないようにする必要があり、外気と遮断できる唯一のアイテムがドレン用断熱材になります。
ドレン用断熱材取付工事の内容について
外気からドレンホースを遮断するためには、ドレン用断熱材をしっかり取り付けることが必要です。そのためにはどのような工程で取り付ければよいのか、具体的に説明します。
1.冷媒管に断熱材を取付
屋外側から取り入れた冷媒管を接続し、断熱材を取り付け、テープで巻き固定します。室内機側フレア接続部と室外機の配管のフレアナットの際まで断熱材をしっかり巻き付けることがポイントです。使用済みのエアコンを取り付ける場合、前の断熱材が残っていることも多いですが、つぶれてしまっているのであれば、新品と交換することをおすすめします。
2.ドレンホースに断熱材を取り付け
ドレン用断熱材を取り付け、テープでしっかり固定します。断熱材とドレン用断熱材はモノが違うので、あべこべにならないように注意しましょう。配管穴から野外に放出した部分までドレン用断熱材をしっかり巻き付けていきます。外気にふれてしまっては結露が発生してしまうので、テープの留め口をしっかり固定することが大切です。
取付時のポイント
ドレン用断熱材を取り付ける時のポイントは、テープで巻き付ける際に口が開かないようにしっかり固定すること、断熱材を入れる際にしっかりきつく入れ込むことの2点です。この2点を注意することで外気からの影響を防ぎ、結露やカビの発生防止にもつながります。
料金の相場
ドレン用断熱材の取付料金は1m当たり¥1,000~が相場です。2m、3m、となると料金も増えていくわけですが、一般的に2mで収まることが多いようです。料金を詳細に把握したいのであれば、事前に見積もりを取ってもらうと良いでしょう。
状況に応じて断熱材を取り付けよう
室内機と配管穴との距離が長いのであれば、断熱材を付けてもらうことを強くおすすめします。追加料金が発生することを理由に断る方もたまにいらっしゃるようですが、結露によりカビが大量に発生してしまっては、部屋を快適にするために取り付けたエアコンが逆効果になってしまいます。エアコンを快適に利用したいのであれば、今一度ドレン用断熱材の取付を購入前に検討してみてください。
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