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エアコンの室外機が凍るとどうなる?正しい対処法を伝授

雪に埋もれた室外機

エアコンの室外機が凍ってる!?正しい対処法を教えて!

この記事を読むための時間:3分

寒い冬に困るのがエアコンの室外機が凍るトラブルです。気温が低い時は、空気の中に含まれる水蒸気が結露になって、やがて凍って霜になるのですが、そのままエアコンを使い続けるとどうなるのでしょうか。そしてエアコンの室外機が凍った時はどうすればいいのか、詳しく見ていきましょう。

エアコンの室外機が凍るとどうなる?

寒い冬、エアコンは常に冷たい空気を排出しながら稼働しています。そのため、室外機が凍結することは避けられません。室外機が凍結したらどんな変化があらわれるのでしょうか。

霜取り運転

暖房運転をしている時に自動で行われるのが霜取り運転です。霜取り運転は室外機の熱交換器(フィン)を温めることで室外機の中に発生した霜を溶かすというもので、稼働中は室内へ送る暖かい風はストップします。暖房を付けた時や外気温が氷点下を下回る時、室外機の周りにも雪が積もっている時などに自動的に行われる機能です。

カラカラと音が聞こえる

室外機の中の霜が多くなって凍っている部分が増えると、空気を排出するためにプロペラが回ることでカラカラと音がするようになります。

故障する?

室外機が凍って暖かい風が出なくなると、故障したのかな?と思ってしまいますが、室外機が凍って霜取り運転によって暖房がストップするのは正常なことなので問題ありません。ただし、室外機がすっぽり雪に埋もれてしまうと、エアコンを稼働させることで故障することがあります。

エアコンの室外機が凍った時の対処法

室外機が凍るトラブルは、気温が氷点下を下回る寒さが続いたり、夜エアコンを止めて朝再び稼働させる時などに起こりやすいです。そんな時にどうすればいいのか見ていきましょう。

室外機の周りの雪をどかす

元々雪が多い地域であれば、室外機が雪に埋もれないように工夫されていることが多いですが、雪が少ない地域だと雪対策が疎かになっている場合が少なありません。雪が積もった時には、室外機の周りの雪をどかして空気の流れを妨げないようにしてあげることが大切です。

電源を入れてしばらく待つ

暖房を付けてもすぐに暖かい風が出てこないという時は霜取り運転をしているので、慌てずにそのまましばらく待ってみましょう。霜取り運転は室外機の状態に合わせてこまめに行われているので、暖房稼働中に突然止まった時もしばらくそのままにしておくことで、室外機に付いた霜やカチコチに固まって氷状になった部分が溶けていきます。

少量のぬるま湯をかける

室外機は基本的に雨に濡れることを想定しているため、上から水がかかる分には問題ありません。暖房を今すぐ稼働させたいという時には、室外機の上からぬるま湯を少しづつかけることで凍った部分を溶かすことができます。ただし、雨ではありえない量のたくさんのぬるま湯をかけたり、室外機の中に向かってかけるのはNGです。また、外気温が低すぎると霜を溶かすために使ったぬるま湯が底板に溜まり凍ってしまいます。水分は凍ると膨張するため、室外機の中に使われているパーツが壊れてしまうことがあるので注意しましょう。

エアコンの室外機が凍った時にやってはいけないこと

凍った室外機を溶かすためにやってはいけないのは「熱湯」をかけることです。熱湯なら少量でもすぐに溶かせるからぬるま湯よりいいのでは?と考えてしまいますが、凍るほどに冷え切った室外機に熱湯をかけてしまうと、破裂してしまう危険性があるのです。

故障かも?と思ったらプロに相談

エアコンの室外機が凍って暖房が止まってしまっても、霜取り運転をすることで再び暖房が始まる場合が多いです。それでも暖房が使えないような時にはエアコン修理のプロに相談するのがおすすめです。寒い冬にエアコンが使えないままというのは体調を悪くすることにもつながってしまいます。早めに修理をして暖かく過ごしましょう。

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